6月 17th, 2011
カビが生えたら
壁にカビが生えることがあります。
そのカビを取り除くためにお酢で拭くとか固く絞った雑巾を使うとかいろいろ方法はあります。
しかし、それは対処療法に過ぎず、本当はカビを予防することを考えなくてはいけません。
カビの予防に有効なのは風通しを良くして湿気を飛ばすこと。
タンスと壁の間には少し隙間を開けて風が通るようにしてあげれば予防することは可能です。
一度カビが生えてしまうと、また生えやすくなってしまうので生えさせない注意が必要です。
公団流し台などの裏なども気をつけたほうがいいでしょう。
漆喰の壁はもともとカビが生えにくいのですが、絶対に生えないわけではありません。
漆喰の調湿効果よりもカビが生える条件のほうが上回ればカビは生えてしまうでしょう。
漆喰についたカビは削り取ることができます。でも、クロスに生えたカビは少々厄介です。
なぜかというと、クロスをはいだ壁の中にカビが発生していることが多いからです。
その壁の中の断熱材にまでカビが生えてしまっていることが多いのです。
断熱材はカビにも弱いですが、湿気にも弱いので、湿気を帯びると縮んでしまいます。
断熱材が縮むということは壁の中に隙間ができて断熱ができなくなることを意味します。
一度湿気を帯びた断熱材は乾いてももとのふわふわには戻りません。ということは・・・?
断熱材の入れなおしが必要になるかもしれません。
そしてその入れ替えはその部分にとどまらず、一部屋、もしかすると一棟丸ごと交換なんてことにもなりかねません。
私の友人もカビのせいで大分でリフォームしたそうです。
漆喰だとそうはならないのですが、漆喰にも絶対はありません。
風の通り道を確保してカビが生えないようにする。まずは予防から考えましょう。