2月 5th, 2013

シックハウス症候群に対する備え

  我が家がマイホームを建てる時にこだわったのは、シックハウス症候群を引き起こさない素材で家を建てるということでした。

 なぜなら知り合いが以前、シックハウス症候群で体調を壊したことがあるからです。新しく購入した家に住み始めてから、目の痛みや動機、めまいといった原因不明の症状に悩まされ始めました。当初は住宅購入に伴うさまざまな手続きや、引越し作業などで疲れがたまっているせいだろうと安易に考えていたようです。しかし、一向に症状が治まることがなく心配になって病院に診察を受けに行きました。そこでそれらの症状がシックハウス症候群によるものであることが判明したようです。

 せっかく購入した家にそのまま住み続けることができず、結局しばらくは賃貸に移ることになり、施工業者に建材の入れ替えを依頼することになりました。必要外の費用がかさみ、おまけに体調はよくなったものの、香料や煙草などの匂いに異常なほど敏感になってしまったといいます。

 現在はシックハウス法により、建材に規制ができたとはいえ、幼児もいる我が家では細心の注意をはらうことにしました。建具などはすべてトステムの製品に統一し、ホルムアルデヒド発散レベルは等級F☆☆☆☆のものを使用しています。内装のクロスや接着剤についても同様に気を配りながら選びました。

 また居住内を24時間換気してくれるシステムは、ずっと作動させておくようにしています。電気代がかかるからとこれをオフにしておくのは、よくないそうです。そう施工業者のかたから教わりました。稼動にかかる1か月の電気代は、さほど高くつくものではないようです。

1月 18th, 2013

セルロースファイバー

 天然素材にこだわることは住む人の身体に優しい住宅として、また地球環境にも優しいということです。

 次世代の住宅として考えるべきことは、健康に気遣いながら長生きするのと同じように、丈夫で長く快適に過ごすことのできる住宅であるべきなのです。

 自然エネルギーを自給自足するシステムを導入した省エネ住宅や、自然素材を使って造られた健康住宅が代表される住宅のかたちです。

 それに加えて気密性を高めながらも空気の流れを滞らせないという考えも次世代の住宅としてあるべきスタイルと考えます。

 気密性でいえば、断熱材ですね。従来ひんぱんに利用されてきたグラスウールやロックウールに比べて健康被害のない安全素材として、最近注目されるようになってきたのが『セルロースファイバー』という断熱材です。

 セルロースパイバーの材料はパルプです。パルプは元は木材です。呼吸する素材ということですね。空気の層をたくさん持つことで気密性が高くなっているわけです。施工方法は専用の器具を使って吹き付け作業でおこなう為、成形したものを張り合わせていく方法以上に隙間なく埋めることができるのも利点になります。

 気密性と防カビ効果も兼ね備えているので、湿気によるカビ発生で室内の空気を汚しアレルギーを引き起こすことがないのも健康に対して配慮された素材といえますね。

 まだグラスウールやロックウールに比べると価格の面で優しくない点はぬぐえませんが、アメリカでは断熱材としてすでにいちばん利用されていることから考えて、これから日本でもシェアが拡大していくことでしょう。価格もそのうち安定してくるのではないかと思います。

12月 26th, 2012

古民家からイメージするもの

今から20年以上前に、沖縄本島を旅行しました。沖縄は、那覇などの都市部にはビルも多くありますが、基本的には、平屋の民家が多く建っています。印象に残ったのは、赤瓦屋根でシーサーが鎮座している古民家です。

説明を聞くと、この赤瓦を白漆喰で押さえていて、私の大好きな赤のギンガムチェックのような姿です。先日、訪れた倉敷の美観地区の蔵も漆喰ですが、南国に来ると、こんなにも明るく、素敵な屋根に一役かっています。漆喰は、素材としては素朴なものですが、とても、素敵な表情を見せます。それだけではなく、漆喰は、ゆっくり乾燥硬化していく過程で、耐久性が増し、堅牢になります。さらに、深い軒で、強い日差しと激しい雨が吹き込むこと防いでいます。気候の厳しさから人々の生活を守り、しのぎやすく、快適に暮らすことができるように工夫されています。

日本は南北に長い国なので、気候風土もかなり変化に富んだものになっています。寒さ暑さが厳しかったり、強風であったり、雨や雪がよく降ったりします。そういう環境からずっと人々の生活を守ってきたのは、いわゆる新建材ではありません。日本の国土が生んだ自然の建材です。日本は古来より、木や紙や土で住まいを作り、漆喰で堅牢にしました。もちろん、新建材が悪いというわけではありません。火事にも地震にも強くなり、気密性が増すことで、居住性が向上しましたし、防犯性も上がりました。しかし、各地の古民家を見学して、しばらく過ごしていると、自然を感じる住まいだと痛感します。風を感じ、淡い日差しを取り入れ、庭を部屋の一部としていく住まいです。日本人が愛した各地の古民家をめぐりながら、私は終の棲家をイメージしています。それが叶う夢かどうかわかりませんが、漆喰は魅力的な素材です。

6月 25th, 2012

とっておきのロケーション

 私の友人は結婚と同時に御主人の実家の隣で、念願のカントリーライフを始めました。村の中でも、少し高台にある彼女達の住まいは、夢にまで見たカントリーハウスでした。

中でも一番思い入れが深いのは、キッチンです。キッチンは、いわゆる市販のシステムキッチンではありません。パインの無垢材でつくったキッチンは天板には白のタイルを敷き詰め、ホーローのシンクを使ったものをオーダーしました。リビングダイニングに近い部分は天板にサワラの無垢板を使いました。ここは、彼女にとって、特別な場所で、パンやそばなどをこねたりします。

キッチンの前面は大きな窓になっていて、その窓の下まで、リビングからそのまま段差なく広がっています。晴れた休日や友人を招いた日などは、このウッドデッキで食事をします。窓を開けて、焼きたてのピザやパンを渡します。大皿に盛ったそれぞれの料理もどんどん手渡すことができます。

近所の人たちも玄関でなく、この窓から自分の牧場の乳牛から搾った牛乳を届けてくれたり、裏山で栽培している肉厚の椎茸を籠いっぱい持ってきてくれたりします。夕方になると、刻々と変化していく夕焼けを見ながら、夕食のクリームシチューをコトコト煮込んだり、肉じゃがを作ったりするそうです。

普通の住まいでは、キッチンは、どちらかというと、外の景色が見渡せるという環境にはなっていません。しかし、彼女のキッチンは、無垢のパインやサワラ、白いタイル、ホーローのシンクなどでオーダーされていて、カントリーな雰囲気ですが、このロケーションそのものも含めて、自然豊かです。

彼女はこのカントリーハウスで、心豊かなカントリーライフを満喫しています。

7月 12th, 2011

誰もが安心して住める家造り

漆喰がいいとオウムのように言ってしまう私なのですが、そもそも、健康住宅という概念はどこから来ているのでしょうか。

昔に返る家造りがその根底にあるように思います。

昔の家は今のように化学物質など存在せず、本当に木と土と草で作られていました。

柱や床は木、屋根は木や草、畳も草、そして壁は土。そんな中で石灰石から作られる漆喰は高級品だったのかもしれません。

見た目の真っ白さ、色からくる明るさ、土塀と違う高級感。

お城やお蔵に使われていたこともあり、もしかするとお金持ちのステータスだったのかもしれません。

昔はガラスもなく、窓は障子を貼っていました。

システムキッチンはなく、かまどでした。

扉は木を使い枠を組んで作られていました。

玄関は土間でした。時代劇で見るような家はもしかするとテレビ用にきれいに作られているだけで本当はもっと粗末なつくりだったかもしれません。

でも、そんなつくりでも今の住宅よりも耐久性があったようです。

建材の進歩によって簡単に美しい家を建てることができるようになりましたが、同時に出てきたシックハウス症候群や化学物質過敏症のような現代病。

それに対抗するために出てきた健康住宅。

そして健康住宅指向へと向かっていく人の心、を考えると時代は常に回っていると思わされます。

先日お会いした滋賀のリフォーム会社の方も、最近では自然素材や無添加素材を使ったリフォームについてお問い合わせも増えてきていると言っていました。

大分の中古マンションをリフォームした友人も漆喰を使ったそうです。

ですが、便利になった反面で病気になっては困りモノです。

一生一度の家造りで健康被害を受けないために材料を吟味したいものですね。

6月 17th, 2011

カビが生えたら

壁にカビが生えることがあります。

そのカビを取り除くためにお酢で拭くとか固く絞った雑巾を使うとかいろいろ方法はあります。

しかし、それは対処療法に過ぎず、本当はカビを予防することを考えなくてはいけません。

カビの予防に有効なのは風通しを良くして湿気を飛ばすこと。

タンスと壁の間には少し隙間を開けて風が通るようにしてあげれば予防することは可能です。

一度カビが生えてしまうと、また生えやすくなってしまうので生えさせない注意が必要です。

公団流し台などの裏なども気をつけたほうがいいでしょう。

漆喰の壁はもともとカビが生えにくいのですが、絶対に生えないわけではありません。

漆喰の調湿効果よりもカビが生える条件のほうが上回ればカビは生えてしまうでしょう。

漆喰についたカビは削り取ることができます。でも、クロスに生えたカビは少々厄介です。

なぜかというと、クロスをはいだ壁の中にカビが発生していることが多いからです。

その壁の中の断熱材にまでカビが生えてしまっていることが多いのです。

断熱材はカビにも弱いですが、湿気にも弱いので、湿気を帯びると縮んでしまいます。

断熱材が縮むということは壁の中に隙間ができて断熱ができなくなることを意味します。

一度湿気を帯びた断熱材は乾いてももとのふわふわには戻りません。ということは・・・?

断熱材の入れなおしが必要になるかもしれません。

そしてその入れ替えはその部分にとどまらず、一部屋、もしかすると一棟丸ごと交換なんてことにもなりかねません。

私の友人もカビのせいで大分でリフォームしたそうです。

漆喰だとそうはならないのですが、漆喰にも絶対はありません。

風の通り道を確保してカビが生えないようにする。まずは予防から考えましょう。

5月 25th, 2011

漆喰の空気環境

漆喰の空気環境について驚くべき情報を得ました。

漆喰は空気清浄効果があるということは知っていたのですがなんとタバコのヤニまで分解してくれるのだそうです。

山形で注文住宅を建てている現場に先輩が見学に行きました。

そのときに聞いてきた話です。最近の喫煙者はかなり肩身が狭くタバコを吸えるところも限られています。

その会社も、喫煙室はあったのですが、なんと漆喰仕様の喫煙ルームがあったんだそうです。

その喫煙ルームに時計がかけてあったのですが、ちょうど電池が切れてしまったそうです。

その電池を換えるために壁から時計をはずすと・・・。

普通なら時計の形にヤニがついているところですがその形がまったく見当たらなかったというのです。

うそ~、とそこにいた誰もが先輩の話を疑いました。

先輩も信じられなかったけれど、その壁を見て「漆喰は本物だ」と思ったんだそうです。

信じるか信じないかは個人の自由だと思いますが、壁のあとが本当になかったんだとすると漆喰の空気清浄効果は思った以上にすごいものなのだということになります。

いろいろとすごい効果を持った漆喰ですが、今の健康住宅と呼ばれるものに好んで使用されることを考えるとその効果を使った人は知っているからこそのことだといえるでしょう。

化学物質を一切使わずに施工できる壁材として健康住宅に使用されることの多い漆喰ですが、やはり、それなりの効果があったということになるのでしょう。

ちなみに私はその話を信じました。なので人に話すときには「信じるか信じないかはあなた次第だけどね」という前置きをして話をするようにしています。

私も大分の土地に健康住宅を建てて暮らしたいです。

4月 30th, 2011

換気する?しない?

少し前の話になりますが、子供がB型インフルエンザで寝込みました。

39度を越す熱が3日も続いてかわいそうでしたがなんとか元気になりました。

その間、うつされるのは嫌だけれど、窓を開けて換気するとあまりの寒さにかわいそうになってしまうのでなかなか換気もできませんでした。

おまけに、締め切った部屋で看病していると私にもそのうちうつるだろうと医者に言われ、来年は予防接種をきちんとしようと誓った私なのでした。

子供の熱が下がり、学校にも行けるようになって数日後、私はいつ自分が発症するのかを心配していました。

でも、その後2ヶ月たちますが、私はインフルエンザを発症しませんでした。免疫があったわけでもないと思います。

その後、漆喰についての記述を読むと、漆喰の殺菌効果でインフルエンザのウィルスが2分ほどで98%死滅したと書かれてありました。

本当かなと目を疑いましたが、確かに最近起こったトリインフルエンザや口蹄疫など伝染する細菌性の病気の消毒には石灰が使われていました。

石灰と言っても消石灰と言って、グラウンドのライン引きに使われるものと同じものです。ということは手に入りやすく、扱いも簡単だといえると思います。

我が家の内壁は漆喰でできているのでその殺菌効果のおかげで私にはインフルエンザがうつらなかったと考えられます。驚きました。

おまけに空気清浄効果があるので、「寒くてかわいそう」という理由で窓を開けなかったことも功を奏したようです。

何気ないことではありましたが、結果として、子供には寒い思いをさせず、私はインフルエンザをうつされず、事なきを得たのでした・・・。

漆喰など健康にいいとされる材料を使う工務店は集客もできているそうです。

新潟で新築の注文住宅を建てて散る工務店ではやはり空気環境にこだわった家づくりをしていて、

家族が健康で過ごせるような住環境の工夫を提案しているそうです。

3月 18th, 2011

日本の住宅の寿命

今の日本の住宅はだいたい30年前後のようです。

品川区の不動産会社で働いている叔父さんのうちももう35年が過ぎて、リフォームか建て替えを考えているとのことです。

建物が古くなると建て替えをしたくなる気持ちはわかるのですが、あまりに短い建築周期で最近はやりのエコとは程遠いものです。

そもそも構造体は100年の寿命があるといわれているのにどうして日本人はそんなに頻繁に建て替えをしたがるのでしょうか。

シックハウス症候群の元になるといわれている化学接着剤は寿命が20年といわれています。

寿命を終えると接着の効果がなくなってばらばらに分解し始めます。そうなるとクロスがはがれてきたり、床がめくれてきたりしてしまいます。

それをリフォームで対応することもできるはずですが、構造体にシロアリなどを発見すると、建て替えたいという想いが強くなるのではないかと思います。

本当はもっと長い期間住めるはずなのに不具合が出てくると新しくしたいと思う気持ちは誰にでもあるでしょう。

昔の家は100年持って当たり前だったそうです。

現在でも各地に残されている歴史的建造物の中には数百年の建築年数を誇っているものも多くあります。

昔の建物には化学接着剤など使われておらず、無垢の柱や床を使って漆喰や土で壁を作っていたので化学物質など出ないばかりか、結露などもなかったと思われます(それ以前にガラスもなくて外との温度差があまりなかったから結露のしようがなかったのかもしれません)。

そんなつくりをしていれば数百年という年月も過ごすことができるのでしょう。

私の家は100年は持つとのお墨付きですが、100年後、この家がどんな変化をしているのか、見ることができないのが残念です。

札幌の賃貸マンションに住む友人もゆくゆくは実家に帰ろうと考えているようですが、
代々受け継がれた旧家をリフォームして住み続けたいと考えているようです。

2月 27th, 2011

結露のない暮らし

賃貸住宅に住んでいた頃は結露に悩まされていました。

なぜ結露をするのかというと室内と室外の温度差からだというのが一番の原因かと思います。

おまけに寒い時期は室内で暖房機もつけるのでそこでも結露が発生しやすい状況ができてしまいます。

でも、この家に住むようになってから結露がなくなりました。

それは単にガラスがシングルからペアガラスになったこともあると思いますが、やっぱり調湿効果のある漆喰の影響は大きいと思います。

暖房によって暖められた空気中の結露の元となる湿度を漆喰が上手に調整してくれているのです。

実際には石油ファンヒーターで燃焼された灯油は燃やした分だけ結露の元になります。

加湿器も同じこと。蒸気として出てきた水分は同じ分だけ結露の元になります。

私の家で言うとかなりの量が結露の元となりそうですが、ガラスはまったく結露しない状態が続いています。

でもこれも、絶対ではなく、飽和状態になると結露することになります。

でも家中に漆喰が塗られていて、調湿をしてくれるのでなかなか結露に至らないようです。

逆を言うとこれだけの漆喰が飽和状態になったときには我が家も結露が起こる、ということなのでしょう。

結露はカビの原因になります。今までの私は毎朝雑巾を持って家中のガラスについた水滴を拭いて歩いていました。

そして、結露はガラスだけではなく、風の通らない家具の裏などにも多く発生します。

漆喰の壁でも風が通らないと結露することがあると聞きます。漆喰も絶対ではないのです。

でも、クロスの壁よりは確実に結露は少ないのでカビを防ぐことができるはずです。

すべてを健康住宅仕様にしなくても、漆喰の壁を使うだけでもかなり違うと聞いています。

健康住宅という概念を持っていてよかったと思える一件です。

Wordpress